初代ペッパーラジオが発売されたのは 1972年。ラジオの宣伝にピンクレディが起用され、彼女達のポスターが大きな話題になりました。今でもペッパーよりもピンクレディのポスターの方が価値があるかと思います。 勿論ラジオそのものもとても良く出来て居て、通勤にも使えるほど高感度で高音質でした。 このRF-13は初代ペッパーラジオから13年経った85年に発売されて居ます。 結構大きめなスピーカーが前面にあり、AM,FMの他当時流行だったアナログTV音声が聞ける機能が付いた3バンドでした。此方のモデルはアナログTV音声が聞こえる様に108MHz位まで受信周波数が拡大されており、今は補完放送が聴けますからAM放送の大部分が無くなっても使えるのはメリットです。 ロッドアンテナは無く、代わりにイヤホンコードをアンテナ代わりに使って居ます。 この方式だとイヤホンを挿すとスピーカーから音が出ませんが、流石にそこは工夫があってイヤホンとスピーカーの切替スイッチがあります。 この個体は電源が入らない状態でしたが、これは単純な接触不良。バンド切替にも同じ問題がありました。勿論修理済みです。 ボリュームは意外にもガリ無し。 φ45mm位のスピーカーにも問題はありませんでしたが、単四X2本では力不足の様で、余り大きな音が出ません。 感度はAMはまずまず。FMはイヤホンォ付けないと弱い感じです。 電池と今や入手困難なφ2.5mmのイヤホン(新品)をお付けします。 ここからは爺いの独り言 初代ペッパーから比べると同じペッパーでも随分小さくなりました。 残念ですが、少なくともこの個体では最近の中間デジタルラジオに敵わない感じがします。 やはりそれなりに良い音で聴きたければ物量ラジオの方が良さそうです。